【個別銘柄紹介】伊藤忠商事(8001)
こんばんは、きたひろです。
株式投資を始めようとするときに最後に悩むのが、「どの銘柄を買うか」です。
よく巷では「〇〇がキテる!」と見かけますが、どこまで当たってるのか謎です。
中には悪質なものもあり、「カモが買ってきた時点で売り抜ける」前提で投稿している人もいます。
そういった投資で一山当てている人もいますが、間違いなくごく一部です。
(本当にそれが簡単にできるならみんな会社員やめてます、あほらしいから)
私が紹介する銘柄は、基本的に一攫千金を狙わず中長期的な成長が見込める銘柄で
・値上がり益
・配当
を重視する方針です。
※投資に絶対はありませんので、最後は自己判断・自己責任でお願いいたします
今回は第一弾として、
証券コード:8001
を紹介していきます。
結論から言います。大企業の中ではかなりおススメできる銘柄です。
1.会社概要
2.業績
3.チャート
4.株価指標
5.同業他社比較
6.懸念点
1.会社概要
五大商社の1つ。
繊維系商社からスタートした企業だが、現在は三菱商事と業界トップの利益を争う程の大企業へ成長。
石油以外の非資源分野が突出して強く利益の8割前後は非資源分野で上げているため、五大商社の中でも資源価格の変動に強い。
2.業績
(百万円)
コロナの影響を受けていますが、今期最終利益予想4000億円が実現すれば、文句なく五大商社でトップの利益になります。
現状、半期分の決算が出ていますが、最終利益2512億円となっており進捗は50%超で会社の予想以上に進捗しています。
3.チャート
2000/1~2020/12
リーマンショック後は右肩上がりになっています。
4.株価指標
伊藤忠 | 東証一部平均 | |
PER(倍) |
10.7 | 22.2 |
PBR(倍) | 1.34 | 1.2 |
配当利回り(%) | 3.07 | 1.89 |
※参考
PER=株価収益率 (株価÷1株利益) 数値が低いほど割安・高いほど割高
PBR=株価純資産倍率 (株価÷1株純資産) 数値が低いほど割安・高いほど割高
配当利回り=年間配当金÷株価 基本的には「今期予想配当利回り」を示す
伊藤忠は東証一部に上場している企業ですが、一部平均と比べて割安な株価でなおかつ配当利回りも高いです。
割安な理由ですが、原油価格が下落傾向だったために商社自体に人気がなく買われにくいためとみています。今後、原油価格が反転すれば、伊藤忠含めた商社にも光が当たるかもしれません。
5.同業他社比較
2000/1~2020/12
値動きに関しては、2018年以降は伊藤忠一強です。
原油価格が大きく上昇する場合は、2006~2008年のように三菱商事の方が株価は上がる可能性があります。
ただし、当時は最高値で原油が147ドル=1バレルという途方もない値段がつけられていました。現在の3倍以上です。70ドル前後までなら戻す可能性もありますが、さすがに140ドルまで上がる可能性はかなり低いでしょう。
ちなみに今期の予想利益は下記の通りになります。
予想最終利益(億円) | |
伊藤忠 | 4000 |
三菱 | 2000 |
三井 | 1800 |
住友 | -1500 |
丸紅 | 1500 |
比べるまでもありません。
配当利回りだけ見れば三菱商事に分がありますが、今期利益が前期比6割減という状況で、配当もかなり無理して出している状況です。
伊藤忠は今期利益が前期比2割減と踏みとどまっています。
6.懸念点
死角がないように見える伊藤忠ですが、個人的に懸念しているのは下記3点
・中国関連がかなり多いので、政治的なリスクは大きめ
・ファミリーマート完全子会社化とのことだが、本当に立て直せるのか問題
・万が一資源価格が暴騰すると同業他社と比べ利益面は見劣りすることになる
直近数年は上記懸念もさほど問題ないと思い投資していますが、政権交代や景気の動向によっては懸念が表面化する可能性もあります。
<結論>
少々懸念はあるものの、配当利回りや直近の業績が良く、商社株はあのウォーレン・バフェットも買った株です。
初心者でも安心して買いやすく、100株でも30万円以内で資金的にも買いやすいでしょう。
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